2018年12月1日土曜日

北尾トロ仕事帖2018.11月 やれやれ腰痛勃発だ



11月は5回上京。毎週東京に行っていた。
計6泊。他に大阪日帰り出張もあったが、
松本にはけっこういたことになる。
猟期も始まり、落ち着かない気分になるのは
例年のことだ。
『ラジオライフ』で新連載が始まったのと、
『日刊ゲンダイ』で2カ月の週一書評連載、
某社の企画で"猟犬と猟師"をテーマに
取材をスタートさせたのが仕事上の動きだった。
取材先行→書くのはだいぶあと、の仕事が入ると
貧乏暇なし状態になっていくのが
ライターの宿命だ。
働いている量と収入のバランスが
取れなくなるのである。
それでもまぁ、依頼があってこその
ライター稼業。
営業が苦手な僕の信条は
”元気に動き回っていると、良い話が舞い込んでくる”
という調子のいいものなので、
この冬は猟犬の尻尾を追いかける予定。
しかし、難敵。
腰痛である。
僕はなぜかこの歳まで腰痛に苦しんだことが
なかったのだが、どうやら始まったらしい。
猟に行ってけっこう歩いたあと、
興奮していたのか腹筋50回やった
翌朝、う~んイテテテ。
これがなかなかおさまんない。
寝込むほどではないけれど、自分でわかる。
力まかせに治そうなんて無理。
もう、そういうカラダになってんだちっくしょー。
ダ・ヴィンチ取材中
日高トモキチに読めと言われ手にしたらおもしろいのなんの。
大ヒット作品だけど日刊ゲンダイにも書いてしまった。
「ラジオライフ」で新連載開始@大阪大学
山田うどんのラーメンクッカー
ビッグイシューにインタビュー掲載
ひさしぶりでビッグサイトへ
2018年11月
<原稿>
マボロシの少年時代 第36回~50回
(西日本新聞 西日本新聞社)
<新連載>ヘンケン発掘ラボ 第1回
大阪大学大学院基礎工学研究科特任講師 高橋英之
人はAIに心を開けるか
(ラジオライフ 三才ブックス)
・町中華探検隊がゆく!第40回
(散歩の達人1月号 交通新聞社)
トロイカ学習帳 第129回
女性誌の"着回し特集"に学ぶプロ根性!
本を贈って相手を喜ばす「自分の捨て方」
(ダ・ヴィンチ KADOKAWA)
北尾トロのビジネスマン裁判傍聴記 第30回
(プレジデントオンライン)
北尾トロの偏愛食いしん本 第1回
(日刊ゲンダイ)
裁判所は人生劇場 第23回
(法学セミナー1月号 日本評論社)

<ラジオ>
・「北尾トロのヨムラジ」(FMまつもと)
<トーク>
・僕の松本生活、狩猟生活(@恋する虜)
みんなの心が晴れますように

2018年11月1日木曜日

北尾トロ仕事帖2018年10月 いいこと、悪いことは同時進行する

「町中華探検隊が行く」で東銀座の「萬福」へ
イラストは伊野孝行さん
「法学セミナー」連載で映画『愛と法』を
文庫本打ち上げ、下関マグロ(中)、竜超(右)
秋も深まってきて、と思えば台風襲来もあった10月
上京は計3回、9泊。
湯河原出張1泊、家族旅行で奥飛騨1泊と
外泊が多かったのだが、
それ以外は松本で静かにしていたから
活発という感じはせず、むしろ
おとなしくしていた印象。

福岡県を中心に発行されている西日本新聞で
「マボロシの少年時代」が始まった。
全50回の長丁場なので、執筆は11月なかばまでかかりそうだ。
新聞コラムは前に読売で「ベストセラー快読」を
月イチくらいでやっていたが、月~金の帯は
初のこと。九州時代の話もこれまで
書いてこなかったのでとても楽しい。

そんな中、「散歩の達人」で連載中の
「町中華探検隊が行く」が単行本化決定の報。
ライター4名でやってる珍しい企画なので
町中華探検隊の著作と呼ぶのがふさわしい。
すでに『町中華とはなんだ』が出ているから2冊めか。
町中華という呼称を広めただけでもやった
甲斐があるのにこうなるとはなあ。
そりゃあ僕だってライターなのだから
こういう展開になればとは思っていたけど
思ったとおりになることってなかなかないものだ。
渋谷ユーロスペースで観た『愛と法』が良かったので
「法学セミナー」のコラムで取り上げてみた。
同誌は専門誌のため読者の反響が僕に届くことは
ほとんどないが、知人が中国新聞に載っていたという。
1面のコラムで話の枕的に使われていたのだが
こういうのがあると単純に、
読まれていることがわかってうれしくなるんだな。

ダ・ヴィンチとの「トロイカ学習帳」では
積ん読を初めてテーマにし、解消旅行と称して
湯河原まででかけた。
「ryokan tokyo」という宿の
積ん読解消パック。
食事以外はよござんした。

プライベートでは、40年来の友人サルバドール・タリが
亡くなってショックを受けた。
なんてこったよタリさん、ひどいよ。
落ち込むというのじゃなく、なんだろな、
おいてけぼり食った感じ。
かと思えば僕たち夫婦が銀婚式(結婚25年)の
節目を迎えたり凹凸の激しい月でもあった。

いいことも悪いことも同時進行するのが人生だ。
でもそんな日々の中で、
表情を失わず、感情を揺さぶられることを
怖がらずにやっていきたい。
 
 
<原稿>
・好きなコンビニ食6選
(ラジオライフ 三才ブックス)
・マボロシの少年時代 第19回~35回
(西日本新聞 西日本新聞社)
・北尾トロのビジネスマン裁判傍聴記 第29回
(プレジデントオンライン)
・「マニアッ区紳士録」36回
イグノーベル賞受賞部
"シャイでなぜ悪い?"が発想の源
(ラジオライフ 三才ブックス)
・トロイカ学習帳 第128回 
ずっと積んどく?そろそろ読んどく?
「本好きほど積ん読が増える」の傾向と対策
(ダ・ヴィンチ KADOKAWA)
・町中華探検隊がゆく!第40回 
(散歩の達人12月号 交通新聞社)
・裁判所は人生劇場 第22回
(法学セミナー11月号 日本評論社)

<ラジオ>
・「北尾トロのヨムラジ」(FMまつもと)
狩猟シーズンが迫ってきた

2018年10月1日月曜日

北尾トロ仕事帖2018年9月

北尾トロ仕事帖2018年9月
ラジオライフ連載はミニカーマニア
ダ・ヴィンチは少女マンガを
法学セミナーのイラスト
9月は上京2回、2泊。
これまでにない東京滞在時間の少なさだった。
移住以来、最少ではないだろうか。
松本では主に自宅にいるので、
家族からうっとおしがられたほどである。
昼寝をよくした。
仕事量はさほどじゃなかったが、
10月から西日本新聞でコラム50回連載が始まるため、
その仕込みに追われた格好。
連載開始前に半分の25本書いてほしいと言うのである。
月~金の帯連載だから、
ストックがないとあたふたしてしまうものらしい。
まあ、ぼくは売れっ子作家じゃないから、
その言葉にリアリティは感じなかったな。
そんなにあわてることないでしょう。
で、「はいはい」と頷きつつ、
20本に届けばいいやと考えていた。
「ラジオライフ」の連載『マニアッ区紳士録』が終わり、
次号から新連載に移行することが決まった。
『マニアッ区紳士録』は原稿用紙換算で400枚以上。
書籍にまとまるといいけど、
版元の三才ブックスは書籍に超慎重だから
出せる可能性は低いかなあ。
後半は西日本新聞コラム連載の準備

<原稿>
・「マニアッ区紳士録」35回 ミニカー部
究極のコンパクト車を再評価したい!
(ラジオライフ 三才ブックス)
・僕のほがらかな狩猟生活
(A&Fカタログ A&F)
・トロイカ学習帳 第127回 
ジャンプ読んでない男の小さな冒険
女もすなる少女マンガといふものを、 男もしてみむとてするなり
(ダ・ヴィンチ KADOKAWA)
・町中華探検隊がゆく!第39回 
(散歩の達人11月号 交通新聞社)
・北尾トロのビジネスマン裁判傍聴記 第28回
(プレジデントオンライン)
・裁判所は人生劇場 第21回
(法学セミナー10月号 日本評論社)
・マボロシの少年時代 第1回~
(西日本新聞 西日本新聞社)

<イベント>
・狩猟トーク&新刊サイン会(岡谷 笠原書店主催 ゲスト:小堀ダイスケ)

<受取材>
・歯について(婦人公論)
・私の転機(ビッグイシュー日本版)

<ラジオ>
・「北尾トロのヨムラジ」(FMまつもと)
アルバムから、僕の子供時代(福岡市)


2018年9月29日土曜日

『町中華とはなんだ 昭和の味を食べに行こう』の文庫が出た!




下関マグロ、竜超との共著にして、町中華探検隊がクレジットされた初の著書『町中華とはなんだ 昭和の味を食べに行こう』文庫版がKADOKAWAより発売された。
2年前に立東舎から出た単行本に、書き下ろし原稿と追記を加えた内容で、680円(税別)と、町中華のランチ価格での提供だ。
町中華というのは僕の造語ではないが、言い得て妙だと以前から思っていて、2014年の初頭に何気なく使ったのが始まりだった。最初の1年間は、勝手に町中華探検隊を名乗り、下関マグロとふたりだけで、遊びがてら食べ歩いていたのだ。
そのとき頼まれた某誌の連載で、何をやってもいいというのがあった。町中華について書いていたが、もともとが遊びなので気楽にやっていた。そのうちメンバーが増え始め「散歩の達人」で連載が始まる頃には、もっといろいろ書きたくなるとともに、町中華への愛着も深まっていった。
本書はそんな折、メンバーの一員である竜超が立東舎に企画を持ち込んだものである。刊行時には、いささか展開がもたつくとか、探検隊についての記述が多いなどの意見をいただいた。共著ゆえ、3人3様の意見があり、ガチッとしたものになっていないのはそのとおりだろう。
でも、欠点もある本だけど、「町中華おもしろい」というエネルギーはいっぱい詰まっている。また、この本が出版されたことが「町中華」という言葉の普及に一役買ったのはたしかだと思う。
僕たちにしてみれば、それだけでもやった甲斐があるというもので、町中華が注目され、繁盛すれば、うれしいことである。
しかし、そもそも町中華について抱いた思い、<超高齢化と後継者不足で、絶滅の危機を迎えつつある町中華を、いまのうちに記録していこう>は、解消されるどころか深刻化する一方だ。本書で取り上げた店の中にも、すでに姿を消したところがいくつもある。
気軽に読んだその後で、町中華が食べたくなったら、僕たち著者としては大満足である。

『町中華とはなんだ 昭和の味を食べに行こう』




2018年9月4日火曜日

北尾トロ仕事帖2018年8月(ぶらぶらしたり畑で遊んだり)

TBSラジオ「たまむすび」で赤江珠緒さん、ピエール瀧さんと



伊能忠敬をテーマにした「ダ・ヴィンチ」連載
散歩の達人は谷中の「一寸亭」

2018.8月
8月は町中華本を仕上げるために仕事をセーブしていたら
出版社の都合によって本の出版時期が
来年に延期されてしまった。
この業界ではよくあることである。
そのため仕事が暇になったわけだが、

夏は労働意欲が著しく低いのに、
これまであまり、ゆっくりできたことはなかったので
のんびり過ごすことにした。
いまおもしろいのは畑なので
早起きして水やり、草刈りに精を出し、
いろんあ野菜が収穫できた。
個人的にはひょうたんに力を注いでいるが…。
10月から西日本新聞でコラム50回書く仕事が入ってきたので
月末は九州の実家に行き、
我が少年時代の足跡をたどった。
記憶と事実との乖離が激しくて驚く。
だが、逆にそれこそがおもしろいと
考え方を切り替えたら、すべての過去が輝き出すのだ。
<原稿>
朝は鳥撃ち猟師、夜はフレンチのシェフ
(狩猟生活vol.4 地球丸)
「マニアッ区紳士録」34回 昭和グッズ収集部
いちばん大事なものは秘密です
(ラジオライフ 三才ブックス)
トロイカ学習帳 第126回 
日射しに負けるな!忠敬ウォーク
その地図の、海岸線に進路を取れ!!
(ダ・ヴィンチ KADOKAWA)
町中華探検隊がゆく!第38回 
(散歩の達人10月号 交通新聞社)
北尾トロのビジネスマン裁判傍聴記 第27回
(プレジデントオンライン)
裁判所は人生劇場 第20回
(法学セミナー9月号 日本評論社)

<ラジオ>
「北尾トロのヨムラジ」(FMまつもと)
「赤江珠緒たまむすび」(TBSラジオ)
通った小学校を訪ねてみた

2018年8月11日土曜日

メールマガジン「日刊トロマガ」について


「日刊トロマガ」

メールマガジンを発行し始めたのは2000年か2001年、ネット古書店「杉並北尾堂」を初めて魔もない頃だから、かれこれ16~17年前。新入荷した本の情報を流すのがおもな目的だった。
それだけではつまらないから、無理をせずに続けられるコンテンツとして日記を書くようになった。「杉並北尾堂」を休止しても、メルマガの発行は継続し、現在に至る。発行数はひと月に20~25回だろうか。それまで日記をつける習慣はまったくなく、飽きっぽい性格なのに、いまでも続いていることにびっくりだ。
内容は日々の出来事と食事内容くらいのもので、忙しいときは「終日自宅」で終わったりする。時間に余裕のあるときは長々と書くこともあり、そのあたりは気分次第だが、備忘録的な面が強い。
読者にとって有益な情報はほとんどないと思うんだけど、長年購読してくれている人は、僕の行動パターンや食生活、仕事状況などに関して本人以上に詳しい人がいたりして驚かされることがたびたびある。
きわめてマイペースで発行しているメルマガだが、ときどき「どうすれば登録できるのか」と問い合わせをいただくことがある。このブログをずっと下までたどったところに、申込みリンクが設置されているけれど、たしかにわかりにくい。
なので、ここに記しておこう。
以下へ飛んで頂くと、簡単に登録できます。
よろしければ読んでやってください。無料です。
「日刊トロマガ」
https://archives.mag2.com/0000028077/

2018年8月4日土曜日

北尾トロ仕事帖2018年7月





アマゾンはこちら 新刊「晴れた日は鴨を撃ちに 猟師になりたい!3」


石川県鯖江市で取材
ぶらぶら町中華<宮城編>
ダ・ヴィンチは土山しげる爆読
レストロリン(松本)取材

2018.7月

記録的猛暑だった7月は、シーズン3を迎えることが
決まった『ぶらぶら町中華』静岡ロケからスタート。
秋田、宮城と計12店、5日間の撮影となった。
同番組はCS朝日チャンネルの番組として
スタートしたのだが、
シーズン2の<新潟、長野、福岡編>から、
一部地域の地上波でも放送されるようになっている。
CSから地上波というのは珍しいパターンのようだ。
スタッフとの息も合ってきて
回を重ねるごとに楽しさアップ中。
シーズン4もあるといいが。
6月にシャカリキで原稿を書いていた
『晴れた日は鴨を撃ちに 猟師になりたい!3』も
無事に完成。月末には先行販売イベントも行った。
そうそう、完成とは違うが、
『別冊文春』連載「今晩泊めてくれないか」が最終回。
西荻を引き払ってからのヤドカリ生活を書かせてもらった。
中盤~後半は『狩猟生活』の取材に追われ、
合間に連載仕事や文庫の書き下ろし原稿をこなす日々。
畑の野菜が気になるし、仕事部屋にエアコンがないし
(これまで必要を感じなかったのだ)、早朝と夜に
働いて、あとは休んでいるように自然となった。
夏バテで寝込んだりしたくないもんね。
<原稿>
「マニアッ区紳士録」33回 ボンネット型消防車部
夢が叶ったんじゃない、夢を叶えたんだ
(ラジオライフ 三才ブックス)
山田うどんコメント(週刊プレイボーイno.30 集英社)
「今晩泊めてくれないか 東京ヤドカリ漂流記」第8回(最終回)
(別冊文藝春秋 文藝春秋)
町中華探検隊がゆく!第37回 
(散歩の達人9月号 交通新聞社)
トロイカ学習帳 第125回 
模写と写本で掴む創作術
巨匠の"筆の勢い"を全身で受け止めよ!
(ダ・ヴィンチ KADOKAWA)
巻狩りなど4本
(狩猟生活vol.4 地球丸)
北尾トロのビジネスマン裁判傍聴記 第26回
(プレジデントオンライン)
『町中華とはなんだ』文庫化のための加筆、書き下ろし
(KADOKAWA)
裁判所は人生劇場 第19回
(法学セミナー9月号 日本評論社)

<ラジオ>
「北尾トロのヨムラジ」(FMまつもと)
「ブルーオーシャン」(TFM)電話出演

<テレビ>
「ぶらぶら町中華」シーズン3
秋田県・宮城県編
(CS朝日チャンネル)

<イベント>
BOOK MARKET信濃毎日新聞社ブース サイン会
・「絶メシリスト高崎」出版記念イベント

鯖江の牛

2018年8月2日木曜日

新刊のお知らせ『晴れた日は鴨を撃ちに 猟師になりたい!3』


猟師になりたい!シリーズの3冊目が間もなく発売になる。
表題は『晴れた日は鴨を撃ちに 猟師になりたい!3』、版元は信濃毎日新聞社。
狩猟免許取得後の1シーズン目、2シーズン目ときて、今度は3~5シーズン目の極私的狩猟レポートだ。
狩猟本であるとともに、移住した地方都市(松本)での暮らしぶりを描く本にもなっている。
絵=日高トモキチ、ブックデザイン=酒井隆志、編集=山崎紀子と、主要スタッフもこれまでと同様。
ぼくはシリーズ本があまり生み出せない書き手で、これまでのものでは「裁判長シリーズ」(裁判傍聴もの)くらいだろうか。ネット古本屋もそうか。でもそれくらいで、「猟師になりたい!」は、よく3冊も出せたなあと思う。おかげでシリーズものを書くおもしろさがわかってきた。
今度の本には大きくわけて3タイプの原稿が収録されている。
「信濃毎日新聞」コラム、「狩猟生活」原稿、書き下ろし原稿だ。
といっても、新聞や雑誌の記事は短いので、大幅加筆をほどこした。いずれも新原稿のように変身させているので、日高さんの絵がなかったらわからないかもしれない。

へっぽこ猟師とはいえ5年もやっていれば、ある程度は基本が身につき、銃を触るときもおどおどすることはなくなった。1冊目と2冊めは超初心者、初級者として素直に書けばよかったが、今回はそのあたりがむずかしかった。狩猟に興味のある人や始めたばかりの人に読んでもらうためには、どういう書き方がいいのか。誰をイメージして書くのがいいんだろう。
そうだ、自分だ。
「まえがき」の最後をぼくはこんなふうに締めくくった。
<この本は松本に移住したばかりの、ぼんやりした不安に包まれていた自分みたいな人に向けて書いてみようと思った。やってみたら、5年後にはこうなるんだよ、と>

発売日は8月15日だが、ネットではすでに予約受け付けが始まっている模様。ぜひ読んでみてください!

*信濃毎日新聞webに詳細なコンテンツが載っています。予約もできます。
『晴れた日は鴨を撃ちに 猟師になりたい!3』
https://shop.shinmai.co.jp/books/products/detail.php?product_id=2248

アマゾンは、こちら


2018年7月2日月曜日

北尾トロ仕事帖2018年6月

お茶の水、大勝

2018.6月

連載原稿を除けば「猟師になりたい!」シリーズ
3冊目の執筆に専念。
出張も日帰りなんかを駆使し、東京泊は3日のみ。
ヤドカリ始まって以来の少なさだった。
そのうち1泊は、山田うどん会長の7回忌。
ぼくにしてみれば単行本に集中し
畑にいっちゃあ野菜の世話をするなんてのは
たとえ忙しくしていても
雑務に振り回されることが少なくて
理想に近い日々なんだが
とにかく圧倒的に自宅にいるので
家族はうっとおしそうだった。

月末に辰巳渚ことオカベさんの
訃報が飛び込んできた。
バイク事故だという。
ショックだった。
ずいぶん会ってなくて、
そのうち、そのうちと思っていた。
いつでも会えるって。
会えば空白の時間はたちまち埋まるんだって。
でもそんなことはないんだ。
会いたい人には会っておかないと
積もる話もできなくなるかもしれない。

さよならオカベさん。
見上げれば、そこに星がある。

復刻メニューの冷やし中華
おっさん読書の醍醐味を探った
はじめての吉川英治。こんなにエンタメだとは知らなんだ


原稿書いてて徹夜(サッカーも)
2018.6月
<原稿>
・『猟師になりたい3』単行本化のための加筆&書下ろし
(信濃毎日新聞社)
・「マニアッ区紳士録」32回 ガンダム書籍部
コンプリートを達成したらギネスブックに申請したい
(ラジオライフ 三才ブックス)
・トロイカ学習帳 第124回 
遙かなる山の頂きを目指せ! おっさんず読書の醍醐味
(ダ・ヴィンチ KADOKAWA)
・町中華探検隊がゆく!第36回 
(散歩の達人8月号 交通新聞社)
・北尾トロのビジネスマン裁判傍聴記 第25回
(プレジデントオンライン)
・裁判所は人生劇場 第18回
(法学セミナー8月号 日本評論社)

<ラジオ>
・「北尾トロのヨムラジ」(FMまつもと)
国分寺の「ほんやら洞」で東良美季と

2018年6月3日日曜日

北尾トロ仕事帖2018年5月

北尾トロ仕事帖2018年5月
「単行本を書くと貧乏になる(でもやる!)の巻」

GW後半はぼんやりしてて
明けてからの3週間半で連載仕事をこなした。
ヤドカリ状況を振り返ると東京で7泊(上京3回)、
ほかに栃木市で1泊している。
のんびりしてもいられないんだけど
こればかりはしょうがない。
と思っているうちに「猟師になりたい3」の執筆が始まった。
信濃毎日新聞や「狩猟生活」に書いた原稿を元に作るのだけれど
大幅過ぎる加筆が必要だし書き下ろしもあるので
6月はこれに時間をとられることになりそうだ。
それが終われば「夕陽に赤い町中華」の
単行本化作業が待っている。
楽しい。
が、また貧乏になるなあ。
本って魅力的だけど
ぼくにとっては
勝つ確率の低いギャンブルみたいなものなのだ。
(以下、写真のあとで)
散歩の達人は飯田橋「おけ以」を取材
レトロゲームマニア
本は書くだけで出るものではなく
ゲラのやり取りとかなんだかんだ関わる時間が長い。
印税が入ってくるのはずっと先。
書き始めから半年先と思っていい。
だから単純計算すると、
この夏の収入は激減するわけだ。
理想は適度にイレギュラー仕事が入って
くることだけど、不思議とうまくいかない。
そういうわけで、我が社としては
原稿は書けー
財布は引き締めろー
となるわけであります。
さてと、働こ。

ゲラですなあ。
毎度おなじみ「法学セミナー」
 
とちぎ蔵の街映画祭でトーク
都内某宿にてダ・ヴィンチ合宿読書開始前
2018.5月
<原稿>
マニアッ区紳士録 31回 レトロゲーム蒐集部
ハードオフ使いこなしと海外ツアーはオレにまかせろ!
(ラジオライフ 三才ブックス)

今晩泊めてくれないか 東京ヤドカリ漂流記 第7回
(別冊文藝春秋 文藝春秋)

トロイカ学習帳  第123回 
刺さる、震える、笑わせる
ココロに残る[文章]の正体とは!?
(ダ・ヴィンチ KADOKAWA)

『猟師になりたい3』単行本化のための加筆&書下ろし
(信濃毎日新聞社)

町中華探検隊がゆく!第35回 
(散歩の達人7月号 交通新聞社)

北尾トロのビジネスマン裁判傍聴記 第24回
(プレジデントオンライン)

裁判所は人生劇場 第17回
(法学セミナー7月号 日本評論社)

<ラジオ>
「北尾トロのヨムラジ」(FMまつもと)

<トーク>
・PENはGUNより強いのか!?(小堀ダイスケ✗北尾トロ)
(栃木・蔵の街映画祭、一箱古本市)