2016年7月21日木曜日

東京ヤドカリ日記7.19〜7.20[カンゴ寮]

 yadokari diary in tokyo 
2016.7.19-7.20
<カンゴ寮>
動画撮影や加工といった作業に使われている仕事スペース。ここには写っていないが以前撮ったフィルムが大量に整理されていたりする。

カンゴローさんお世話になります。
神楽坂への移転祝いにカップを自作してくれた。

最近のヤドカリ生活のことを話していたら、泊まれるところあるよとカメラマンの中川カンゴローが言い出した。
「人んちもいいけど、ひとりで泊まりたいときは使ってよ」
ありがたいことである。ヤドカリしてると、一人の時間があまりないので、落ち着いてものを考えらえない傾向があるのは確かだ。
事務所を寝泊まりできるようにしてあるというので、さっそく世話になることに。30年来の友人なので、そのあたりは遠慮がない。なんていうかなあ、泊まっていいと言われたらそのまま受け取ればよいと思っている。
いま30年と書いて、本当に長いなと思う。それこそ駆け出しの時代だ。カンゴローはぼくより年長だけど、やはりフリーになったばかりだった。場所はスイスのスキー場である。その頃ぼくはスキー雑誌で仕事を始めたところで、初めての海外取材がスイスだった。カンゴローは別の雑誌の仕事で来ていたのだが、お互いプレスツアーを利用していたために親しくなったのだ。
それからはときどき一緒に仕事をするようになり、国内外あちこちに取材に出かけた。『翼の王国』ではインド、ジャマイカ、タイ、UAE、『サライ』で中国、『週刊ポスト』で全国主要観光地など。
可能なときは別々の部屋を取るけれど、相部屋になることも多く、そのうち家族同士のつきあいにもなって今に至る。まぁ、ぼくたちも歳を取ったということだし、仕事が縁で友達になった稀有な例だ。

この事務所はもともとカンゴロ-の自宅兼事務所だったのだが、いまは別の場所に住んでいて、仕事専用のオフィス。スタジオをやっている関係で、スタッフが帰宅できない場合など、宿泊することもあるという。
ということで、カンゴローの宿泊所だからカンゴ寮と命名。
カンゴロー夫妻と夕食。3人で飯ってのは久々だ。話が弾んで楽しい。カメラマンとライターじゃ業種が違うので仕事の話になりにくいのがいい。
21時ごろ部屋に入った。
PCは事務所に置いてきており荷物は着替えなど最小限。
部屋がきれいすぎて自分には似合わないかも…などと思うわけだが寝るだけの話なので気にせずシャワーを浴び、早めに消灯とした。
どことなく撮影の小道具っぽいアイテムが並ぶ

ストレッチなどしてみた
朝は5時台に目が覚め、近所のコンビニでコーヒーを買って飲む。8時前にチェックアウト。
神楽坂まで歩いて戻った。
朝の四谷三丁目付近。神楽坂の事務所までは約2.5キロ、徒歩35分、3700歩だった。