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2018年8月2日木曜日

新刊のお知らせ『晴れた日は鴨を撃ちに 猟師になりたい!3』


猟師になりたい!シリーズの3冊目が間もなく発売になる。
表題は『晴れた日は鴨を撃ちに 猟師になりたい!3』、版元は信濃毎日新聞社。
狩猟免許取得後の1シーズン目、2シーズン目ときて、今度は3~5シーズン目の極私的狩猟レポートだ。
狩猟本であるとともに、移住した地方都市(松本)での暮らしぶりを描く本にもなっている。
絵=日高トモキチ、ブックデザイン=酒井隆志、編集=山崎紀子と、主要スタッフもこれまでと同様。
ぼくはシリーズ本があまり生み出せない書き手で、これまでのものでは「裁判長シリーズ」(裁判傍聴もの)くらいだろうか。ネット古本屋もそうか。でもそれくらいで、「猟師になりたい!」は、よく3冊も出せたなあと思う。おかげでシリーズものを書くおもしろさがわかってきた。
今度の本には大きくわけて3タイプの原稿が収録されている。
「信濃毎日新聞」コラム、「狩猟生活」原稿、書き下ろし原稿だ。
といっても、新聞や雑誌の記事は短いので、大幅加筆をほどこした。いずれも新原稿のように変身させているので、日高さんの絵がなかったらわからないかもしれない。

へっぽこ猟師とはいえ5年もやっていれば、ある程度は基本が身につき、銃を触るときもおどおどすることはなくなった。1冊目と2冊めは超初心者、初級者として素直に書けばよかったが、今回はそのあたりがむずかしかった。狩猟に興味のある人や始めたばかりの人に読んでもらうためには、どういう書き方がいいのか。誰をイメージして書くのがいいんだろう。
そうだ、自分だ。
「まえがき」の最後をぼくはこんなふうに締めくくった。
<この本は松本に移住したばかりの、ぼんやりした不安に包まれていた自分みたいな人に向けて書いてみようと思った。やってみたら、5年後にはこうなるんだよ、と>

発売日は8月15日だが、ネットではすでに予約受け付けが始まっている模様。ぜひ読んでみてください!

*信濃毎日新聞webに詳細なコンテンツが載っています。予約もできます。
『晴れた日は鴨を撃ちに 猟師になりたい!3』
https://shop.shinmai.co.jp/books/products/detail.php?product_id=2248

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