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2017年6月17日土曜日

熊の手を食べる

猟の師匠である「八珍」の
宮澤さんから
熊の手が手に入ったと連絡が
来たのは3月。
触ってみたいし食べてもみたいから
冷凍保存を頼んだ。
宮澤さんも熊の手を料理した
ことがないので研究するという。
珍しい体験になりそう
なので「狩猟生活」鈴木編集長に
伝えたら、記事にしたいと即答。
で、とうとうその日がきました。
サイズはぼくの手より
一回り小さいくらい。
熊は100キロ程度の大きさだったらしい。
あ、長野だからツキノワグマです。
毛をバーナーで焼いてます。
掌が黒いのは、直前に"熊拓"を
とったからであります。
実際はもっと薄い色。
煮る、煮る、煮る
湯を替えながら5時間
(その前に圧力釜で20分)
アクを取り臭みを抜く作業
皮をはぎ
爪を抜く
八角を効かせて中華風に仕上がった。
これにソースを絡めて食す。

僕たちは豚足を食べたりするわけで
熊だから味が特殊なわけではない。
写真の上がわが手のひらの部分で、
分厚い脂肪の下には肉もあり、
合わせて食べたらとても良かった。
左側の黒っぽいのは肉球。
細く切ってソースにつけて食べます。
肉球そのものには味はないけど
コリコリとした食感で、
酒飲みだったら喜びそう。
詳しくは8月末発売の
「狩猟生活」vol.2で執筆予定。