yadokari diary in tokyo
8.06-8.12(ハナ宿)
今回は妻の里帰りを兼ねたヤドカリである。ぼくがよくヤドカリしている義母の家に一家で行き、3泊して松本に帰り、翌朝ひとりで東京に行って2泊のスケジュール。後半2泊はほかのところに泊めてもらうことも考えたがもろもろの面倒を考えてやめた。
1泊とかの短いスパンでヤドカリするのは変化があっていい面もあるけれど、落ち着きのなさや荷物運搬のつらさを考えると夏場はキツイのだ。前に泊まったことがあっても、1泊目というのは多少の緊張を伴うもので、それは相手も同じなんだろうけど、2泊目以降とは気分がまるで違う。一晩過ごせば、そこでの位置取りのようなものもわかってきて、以後は楽になる一方なのである。ぼちぼち閥の疲れも出る頃。今シリーズは義母のところで犬のハナなど相手にしつつリラックスさせてもらった。
もうひとつの理由はリオオリンピックをテレビ観戦したかったためである。スポーツ観戦が好きなほうじゃないし、オリンピックはなくてもいいくらいに思っているけど、やっているとなれば少しは見たい。義母の家は二階建てで、テレビは1階の居間と2階の2部屋にあり、見放題。
家にいる時間がけっこう長いので義母と話す時間も多い。ぼくたちは日を追うごとに仲が良くなってきていて、話した量でいったら、結婚してから20年ちょっとの総量より、ヤドカリ開始以後3カ月間が多いだろう。
これは距離感の問題だ。たいした話をするわけじゃないけれど、距離が近く感じるようになった分、話しかけることに抵抗がなくなったのだ。それとともに、煙草をどのように吸うか、ハナの散歩は何時までに起きたらぼくがやり起きなければ義母がやるか、晩飯を食べる食べないの連絡を何時までにしないと義母のストレスになるのかといった暗黙のルールができてきている。
人と過ごすにはそんな些細なことこそ重要で、どんな仕事をしているかとか自民党の独裁政治化をどう思うかということは話題のひとつにすぎないのだ。
これは距離感の問題だ。たいした話をするわけじゃないけれど、距離が近く感じるようになった分、話しかけることに抵抗がなくなったのだ。それとともに、煙草をどのように吸うか、ハナの散歩は何時までに起きたらぼくがやり起きなければ義母がやるか、晩飯を食べる食べないの連絡を何時までにしないと義母のストレスになるのかといった暗黙のルールができてきている。
人と過ごすにはそんな些細なことこそ重要で、どんな仕事をしているかとか自民党の独裁政治化をどう思うかということは話題のひとつにすぎないのだ。